建築工事の細分化と簡易化について 2017年7月28日

kouji16現代の建築工事はどんどん細分化と簡易化が進んでいます。家庭住宅を例に取り上げると分かりやすいです。以前は大工さんを主体にして工事が進められていて、大工さんは家の骨組みだけでなく、ドアや窓の角枠、天井の天板、家の外壁の外板、時には屋根材まで工事する人がいました。

ですが、今建築工事はどんどん細分化されていて、あらゆる業種があります。ドアであれば、サッシ屋さん、外壁であればサイディング屋さん、天井も木板から石膏ボードに変わり、ボード張りを専門の仕事とする人がいます。さらに、簡易化に関しても、工場ですでに加工された既製品を多く使うようになりました。これも家庭住宅に例えると、大工さんは「建前」という柱や梁など家の骨組みを立て込む作業で使う材料を、以前はその場で加工していました。ですが、今ではプレカットと言って工場ですでにカットしたものを使うため、「建前」という作業はほぼ一日で完了してしまいます。実際、一般家庭住宅も2か月弱で完成するほどのスピードです。このように、現在の建築工事は細分化と簡易化が進められていてより効率よく素早く建築物を完成できるようになっています。ですが、その反面それぞれの業種で若い世代が技術を引き継げないという問題も起こっているので、これらの問題をどのように解決するかが建築業界の課題です。

Categories: 不動産